こんにちは、みとかです!
最近「AIで書いた記事はSEOで不利になる」という話を見かけませんか?
私自身、ChatGPTは日々使っているけれど、原稿すべてを任せているわけではありません。
でも──もしAIっぽさが理由で検索順位が下がってたら…?

それ、かなり損してない!?
そう思って今回は、無料のAI判定チェッカーとGoogleサーチコンソールの実データを使って、自分のブログ記事を独自に検証してみました!
無料のAIチェッカーで記事を分析
私は基本的に自分の言葉で文章を書いていますが、言い回しが伝わりにくいと感じたときや、迷ったときはAIを活用しています。
というのも、私はGoogleが大切にしているとされる「E-E-A-T」の中でも、特に E:Experience(経験) を意識しているからです。
Googleがコンテンツの質を評価する際に重視するとされる4つの要素です。
- E:Experience(経験)
→ 自分自身の体験や実体験に基づいた内容があるか - E:Expertise(専門性)
→ テーマに関して詳しく、正確な知識があるか - A:Authoritativeness(権威性)
→ 情報発信者が信頼できる人か(実績やプロフィールなど) - T:Trustworthiness(信頼性)
→ サイトや内容が安全で信頼できるか(引用、情報源など)
私は「自分の言葉で、リアルな体験を伝えること」が一番の価値だと思っていて、だからこそ、AIはあくまで“サポート役”として使ってきました。



でも、実際にGoogleはどう判断しているんだろう?
AIスコアが高い記事・低い記事を選出!
まずは、自分のブログ記事を無料のAIチェックツール(今回はUserLocal生成AIチェッカー)にかけてみました。
その結果、「AI度が高い」と判定された記事と、「人間らしい」とされた記事をいくつかピックアップ!
✅ AIスコア高め(60%)= AIっぽい記事
→記事:検索1位を狙え!ロングテールキーワードで記事を書いてみた
キーワードの説明で分かりやすい表現をChatGPTにお任せしました。
✅ AIスコア低め(10%)= 人間っぽい記事
→記事:SEO初心者がGoogle アナリティクス認定資格に挑戦してみる!
「やるぞ!」という心意気を書いたので、ほぼ100%私の文章です。
見出しや語尾表現で少し使ったかも。
今回のAIチェッカーでは、ほとんどの記事が10%でした。
この2記事のAIスコアと、実際の検索評価(SEO指標)を比較します!
Googleサーチコンソールでパフォーマンス比較
それぞれの記事について、Googleサーチコンソールで以下のポイントをチェックしました。
- 平均掲載順位(検索結果で何位に出ているか)
- クリック数(何回クリックされたか)
- 表示回数(検索結果に何回出てきたか)
結果にびっくり!AIっぽい方が順位は上だった
実際にサーチコンソールのデータを見ると、正直「えっ……?」という結果になりました。
AIっぽい記事 | 人間っぽい記事 | |
平均掲載順位 | 20.7 | 67.4 |
クリック数 | 0 | 3 |
表示回数 | 58 | 401 |
数字だけを見ると──
AI原稿の方が、Googleに“良い記事”として評価されているように見えます。


でも、よく見てみると少しモヤモヤが…
表示は少ないけど順位が高い、ってどういうこと?
確かにAIっぽい記事は検索順位こそ上ですが、表示回数はかなり少なめ。
つまり 「ニーズの少ないキーワードで上位表示」されているだけ という可能性があります。
逆に、人間っぽい記事は順位は低いけど、表示回数が多い=検索ボリュームの高いキーワードに引っかかっているんですね。
しかも、クリック数は人間記事の方が多い!
これは…
- AI記事:SEO構成を意識しすぎて、ユーザーの興味や悩みに刺さっていなかった?
- 人間記事:体験ベースで書いていたから、読者の共感や関心が強かった?
とも考えられます。
今回の検証でわかったこと
AIっぽい記事(AIスコア60%)は、検索順位こそ 平均20.7位 と好成績でしたが、表示回数は58、クリック数はゼロ という結果でした。
一方、人間っぽい記事(AIスコア10%)は 平均掲載順位67.4位 と決して高くはないものの、表示回数401、クリック数3 と、より多くの人の目に触れ、実際にクリックもされています。
この差はどういうことでしょうか?
ポイントは 検索ボリューム(検索される回数)とニーズの強さ にありそうです。
上位にいるのに表示されない=「ニッチなキーワード」で勝っている
AIっぽい記事は、ロングテール(ニッチ)なキーワードで構成していたため、競合が少なく、検索順位は上がりやすかったのだと思います。
でも、そのキーワード自体が そもそもあまり検索されていない 可能性があるため、表示回数も少なく、クリックにもつながらなかったと考えられます。
順位が低くても表示される=「人気のテーマ」に乗っている
逆に、人間っぽい記事の方は「SEO初心者」「Googleアナリティクス」など、
比較的検索ボリュームが大きめのテーマだったため、表示回数が多く、一定のクリックもされていました。
つまり:
AIっぽさが検索順位に悪影響を与えているわけではなかった。
でも、“AIで整っただけ”の記事は、読まれるには至らない。
そんな結果になりました。
まとめ:「自分の体験 × AI活用」が最強説!
今回の検証でわかったことは、AIっぽさ=絶対SEOに不利というわけではなさそうだ、ということです。
むしろ、「どういうテーマで、誰に向けて、どんなキーワードで書いたか」の方が、検索順位やクリック数には強く影響していると実感しました。
上位に表示されたAIっぽい記事は、読者の心を動かせなかったということです。
それは、やっぱり “体験”や“思い”が不足していた からじゃないか?と思います。
AIは便利だけど、それだけで“読まれる記事”にはならない。
だからこそ、
✅ 経験に基づいたリアルな体験や感情
✅ 自分の言葉で伝える熱量
✅ でも文章に迷ったときはAIの力を借りる柔軟さ
このバランスが、これからのSEOにとっていちばん大事だと思いました。
おまけ:AIは「外注」ではなく「相棒」
ChatGPTに文章を全部書いてもらうこともできるけれど、それは「人に任せた記事」とほとんど変わらないと思います。
私は、AIを「相棒」としてうまく使って、“私だから書ける” コンテンツ を増やしていきたいと思っています!
今後もこんな感じで実験してみたいことがたくさんあるので、また結果をシェアします!

