こんにちは、みとかです。
転職活動をするとき、「自己分析」に心折れた人、いませんか?
私もその1人です。
「強み」は見つかっても、「好き」や「やりたいこと」はうまく言葉にできず、モヤモヤが残る日々。

適職診断やMBTI診断も試しましたが、結局どれもピンときませんでした。
でも私、すごい本見つけちゃいました~!
けんすうさんの『物語思考』という本です。
この本は、色々なビジネス書に書いてある自己分析をしてモヤモヤしていた私の考え方をガラッと変えてくれました。
今回は、この本に救われた一読者の「私の解釈」で解説したいと思います!
『物語思考』とは? 自分を「キャラ化」するキャリア設計術
自己分析が「過去から答えを出すもの」だとしたら、物語思考は「未来から自分を設計する」方法だと思いました。
自分という「主人公」のなりたい姿を決め、「キャラ」を設定します。
それから、キャラが活きる環境を作って、物語を「転がして」いきます。
自分を物語のキャラとして扱うことで、他人事化して、客観的に見ていくことができます。
―『物語思考』
自分を俯瞰する力が致命的に足りない私には、この「客観的にキャラ(自分)を見る」という発想がとてもフィットしました。
本では「自分の制限している頭の枷を取る」というステップから始まるのですが…
私にとっては、ここがちょっと難しい…
ということで、ここからは私が本のやり方を参考にアレンジして、ステップ化しました!
STEP1:自分の「なりたい姿」を描く
まずは「私は何者か?」ではなく、「私はどんな人になりたいか?」から始めます。
この本の最大の重要点は、まさにここです!

私は自己分析するときに「強み」や「好き」がわからず、それを無理やり作って話すことに違和感を感じていました。
でも、「どんな自分になりたいか?」と考えると、少しずつ言葉が出てくるようになったんです!
STEP2:キャラを設定しよう
つぎに、「理想の自分」をキャラクターを設定します。
考えることはこんなこと。
どういう価値観で生きたい?
どんな姿勢で働きたい?
どんな口調で人と接したい?
この「キャラ」を想像するのがステップ2です。
私は「キャラクター」と聞いたとき、なぜかジブリ縛りで考えてしまって、なかなか自分を通したイメージがつかず…(笑)
ドラマの役柄でもいいか!と気づいたときに思いついたのが、『逃げ恥』の百合ちゃん(石田ゆり子さん)。
柔らかく、でも芯があって、美意識と知性で生きる女性
私のキャラクターの設定が決まりました。
STEP3:キャラが活きる「環境」を選ぼう
次に行うことは、今の私ではなく、“キャラ”が次にすべき行動を考えるということです。
私がどんな職場で働きたいか、ではなく、
百合ちゃんみたいな人だったら、どんな職場を選ぶかを考えます。

この考え方って新鮮じゃないですか?!
自分がやるには怖いことも、「キャラだったらやるだろうな」で一歩踏み出すことが出来るということです。
私はこの本を読んで、理想の自分になるための最短距離だなと感じました。
私はこの選択で合っていたのか、と答えがまだわからない問いを考えがちでしたが、
このキャラの人生にこの環境はあってるのかと考えるとスッと自分の選択を納得できるようになりました。
STEP4:キャラらしい一歩を、歩み続ける
こうしてキャラの物語を転がすことで、自分が成長していくことができました。
客観的に考えるだけで、「完璧」じゃなくてもいいなと思えましたし、ブログ、SNS、リスキリングなど、小さな「キャラ行動」を始めることができました。
MBTI診断も「キャラ設計」の材料になる?!
皆さんはMBTI診断をやったことがありますか?
私はISFJ(擁護者)というタイプでした。
診断直後は「ISFJ 向いてる仕事」を夢中で調べました。
ただ、『物語思考』を読んでからは、その見方が少し変わりました。
MBTIは「今の自分」の傾向を示すものではありますが、それを「なりたい姿」に応用する視点があってもいいと感じたのです。
たとえば私は今、ISFJ(擁護者)に分類されていますが、理想像としてはENFJ(主人公)のように、人を引きつけ、前向きに巻き込んでいける人物に憧れがあります。



このタイプに近づくためには、
・もう少し外向的にふるまうこと
・直感的に行動してみること
が必要かもしれない…!
「診断でわかる自分」ではなく、「目指したい自分像」を描くツールとして、MBTIを活用してみるのも一つの方法だと思います。
まとめ:「自分探し」に疲れたら、“キャラ”で生きてみる
自己分析や適職診断にモヤモヤしていた私にとって、『物語思考』はまったく新しい切り口のキャリア設計術でした。
過去を掘り返して自分を見つけるのではなく、「未来のなりたい自分」から今を設計するという考え方は、今の自分を肯定しながら前に進める力をくれます。
- 「どんな人になりたいか」を言語化し
- その“キャラ”が活きる環境を選び
- キャラらしい行動を少しずつ始めてみる
そうして自分を“物語の主人公”として動かしていくことで、転職やキャリアの悩みも「自分らしい選択肢」に変わっていきました。


もし今、「自分らしさ」がわからず立ち止まっているなら、あなたというキャラの物語を描くところから始めてみるのも、きっといいヒントになるはずです。
この記事でご紹介した内容は、あくまで私なりの解釈です。
もし少しでも気になるところがあったら、ぜひ一度本書を手に取ってみてください。
あなた自身の視点で、新たな気づきがきっとあるはずです。